■「開始2分の悪夢」を振り払うゴール
すると51分、エリキがサイドを抜け出してクロスを入れると、押し込んだのは汰木。
試合開始2分の悪夢を自ら振り払う執念のゴールで、神戸が先制した。
その後は神戸が主導権を握ったものの、追加点を奪えない。終盤にはヴェルディが反撃を見せたものの、87分に綱島が2枚目のイエローカードで退場となり、0-1で試合終了。
試合の幕開け直後の決定機を逃したものの、ゴールを決めた汰木。ネットを揺らしたものの、そのゴールが取り消しとなり、最後は退場で幕を閉じることになった綱島。
この試合における2人は、両チームの試合結果を象徴するかのように対照的だった。
試合後、城福浩監督は局面ごとに球際で負けてしまっていることを課題として挙げ、技術や予測のクオリティー向上に言及。
東京ヴェルディは、中位と下位の勝ち点差が詰まっているうちに、勝利を手にして上昇していきたいところだろう。
■試合結果
東京ヴェルディ 0-1 ヴィッセル神戸
■得点
51分 汰木康也(神戸)