
4月16日、J1リーグ第12節の2試合などが行われ、川崎フロンターレはヴィッセル神戸と対戦。1-2で敗れた。
苦しい90分間だった。キックオフ直後から神戸ペースで試合は進み、前半31分、45分と立て続けに失点。前半アディショナルタイムにマルシーニョが1点を返したものの、そのまま後半も推移して勝利には遠い内容となった。
長谷部茂利監督も試合後に「前半から攻守で自分たちのいい形をとれませんでした」と認める試合内容となって、これで4戦未勝利。今季ここまで11戦して4勝という結果となっている。
それでも最後まで声を出し続けたのがサポーターだった。平日アウェイにもかかわらず、ゴール裏は真っ青に。しかも、アウェイ・清水エスパルス戦から中3日という強行軍だったにもかかわらず大勢が駆け付けたのだった。
そんなサポーターについて長谷部監督に聞くと「本当にありがたいです」と感謝を示したうえで、「今日も応援いただいて、足を運んでいただいて、後押しもしていただいて勝てなかった申し訳なさもありますが、ともに歩んでいきながらわれわれのワードで言う“アジア青覇”に向かっていけたらなと思います」と続けた。
川崎は20日にホームで東京ヴェルディと対戦。その後、サウジアラビアに渡航してACLEファイナルステージを戦う予定となっている。
(取材・文/中地拓也)