「このシュート見て叫ばんやつおらんやろ!」J1岡山のホーム無敗を継続する「お手本のようなドライブシュート」に称賛続々!「すげーゴール…」「年間ベストゴール候補だ」などの声の画像
ファジアーノ岡山のホームでゴラッソが生まれた 撮影:中地拓也

 J1のファジアーノ岡山が、またもホームで勝利を飾った。ホーム無敗を継続するシュートがSNSで公開されると、そのゴラッソぶりに称賛の声が広がっている。

 J1初挑戦の岡山の快進撃が続く。前節までを終えて、20チーム中9位と1ケタ順位に鎮座。さらに上を目指していけそうな勢いだ。

 岡山を後押ししているのが、ホームスタジアムの力だ。開幕戦での京都サンガF.C.相手の記念すべきJ1初勝利に始まり、前節までのホームゲーム3勝2分。熱いファンの声援を受けて、横浜F・マリノスといったビッグクラブも倒している。

 4月6日に行われたJ1第9節でも、ビッグクラブをホームに迎えた。首都を本拠地とするFC東京である。

 最終的な結果を見れば、FC東京に10本のシュートを許したのに対し、岡山のシュートは4本に過ぎなかった。だが、その中の1本が決勝点となったのだから、やはりホームの神通力を感じさせる。
 そのホームの力が宿ったシュートが、ものすごい一撃だった。61分に田部井涼が放ったシュートである。

 田部井は法政大学を卒業した2022年に当時J2だった横浜FCへと加入し、プロ生活をスタート。翌2023年に期限付き移籍で岡山に加わると主力として働い、2024年には完全移籍へと移行していた。

 2023年にはJ2で2得点、昨季は1得点と、決してゴールが多い選手ではない。だが、この日に見せたゴールは、確かにゴラッソだった。

 スローインから始まった攻撃はうまくつながったわけではないが、岡山の選手たちは懸命にボールを追った。前線の選手と連動してボールを追っていたのが、田部井だった。

 短くなった相手のクリアボールを拾うと、迷いを見せなかった。胸でトラップすると、落ちてきたボールをノートラップで叩く。左足で気持ちを乗せたボールはGKの頭上を越えると急激に落ち、ゴールネットを揺らした。

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