
世界最速での2026FIFAワールドカップの出場権を獲得したサッカー日本代表。ここまで圧巻の強さをアジアで披露しているが、それは、それぞれが心身ともに高いレベルにあってこそと感じる場面も多かった。3月シリーズの活動中に聞かれたその「言葉」を紹介する。
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ワールドカップ出場のためにもがき続けてきたFWの一人が古橋亨梧だ。カタールワールドカップではメンバー外に。所属チームでは得点を量産しながらも代表ではそれを生かせない中で、夢舞台も遠ざかってしまった。
その古橋は今年1月に移籍を決意した。4シーズンにわたって所属したセルティックを離れてフランスリーグのスタッド・レンヌを新天地としている。スコットランドリーグで63ゴールを決めた実績が評価されたもので、古橋は日本代表での練習後に「セルティックで幸せな時間を本当にたくさん過ごさせていただいた中で、このタイミングでオファーをいただいて、挑戦したいっていう気持ちをセルティックが生かしてくれたことに感謝してますし、レンヌにも呼んでくれたことに感謝しています」と言葉にしていた。
しかし、レンヌでは思うように出場機会を得られていない。2月3日のストラスブール戦こそ66分間出場したものの、その後、控え、17分、控え、控え、9分、20分と難しい状況が続いている。
17日の代表練習後、古橋は「なかなか難しい時間を過ごしてますけど、でも少しずつ出場時間も増えてますし、いい練習をしてたくさん刺激をもらって楽しくやれてるので、本当にいい時間を過ごしてるなと思ってます。この悔しい気持ちはどこにいても生かせると思うので、自分の良さも出しながら」と前を向いていた。