■細谷真央も絡むか

 忘れてならないのは2024年1月のカタールアジアカップに招集されていた細谷真大だ。2024年パリオリンピックのメンバーの中で、日本代表として収集された回数は最も多い。若手の台頭がチームを活性化することを考えれば、選んでおきたい人材でもある。
 こうして考えると、森保監督は多すぎるくらいの選択肢を持っている。いろいろ試してみたいだろうが、試合数が少ない代表チームでは起用する選手の数が増えれば増えるほど、コンビネーションが出来なくなる。
 どこまで選択肢を広げるのか。そしてどこから絞り込むのか。ワールドカップへの出場は決めたものの、FWに関して森保監督が解決しなければ問題は山積みだ。人材不足に比べるとぜいたくな悩みではあるのだが。
(取材・文/森雅史)

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4