■「ホッとした」気持ちに重なって来る「新たな試練」

「いいな」と思った。

「優勝」だからだ。

 現実にそう言える時代になったんだとつくづく思う。

「そのためには、国中の関心事にしないといけない」と、出場権を再び獲得し、歓喜の涙を流した森保一監督は語った。

 ジョホールバルでワールドカップ初出場を決めてから18年目、日本はアジアチャンピオンではないけれど、世界が日本を見る目は違っている。

「まだ、まだ時間がかかるなあ」と感じた1990年代。それから8回も続けて日本はワールドカップに行くことができる。

 エリアは違うとはいえ、欧州の優勝経験国ですら道を閉ざされたというのに。

 喜びの記念写真に納まった選手の内、何人が最終的に本戦のメンバーとして選ばれるかわからない。

「たくさんのファン、サポーターの皆さんの前で(W杯出場を)決めることができて、ひとまずホッとしてます」

 1ゴール1アシストの活躍でチームを勝利に導いたエース、久保建英は試合後、そう語った。

「ホッとした」気持ちに重なって来る「新しいスタート」という言葉。

 まだ1年3か月もあるのだから余計、プレイヤーは各自のパフォーマンスを向上させ、アピールし、生き残らなくではならない。

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