
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選7試合で「堂安律(フライブルク)→伊東純也(スタッド・ランス)」という交代が続いていた右ウイングバック(WB)も新たな人材をテストしておきたいポジションではある。
というのも、今回のメンバーには菅原由勢(サウサンプトン)と関根大輝(スタッド・ランス)が控えているから。特に菅原は2024年11月のインドネシア戦(ジャカルタ)の後半からピッチに立ち、ゴールを奪ったものの、結局、その1試合だけの出場にとどまっている。
2023年の第2次森保ジャパン発足後は右サイドバック(SB)のファーストチョイスとして守備陣の主軸を担っていた選手が、こういった苦境に陥ってしまったのは、当時から見ると本当に想定外。本人も昨夏に念願だったイングランド・プレミアリーグにステップアップして、最高峰リーグの強度や迫力を体感しながら成長しているだけに、このままではいられないはずだ。
「(サウサンプトンにいる)僕たちが今いる状況と言うのは、僕たちにしかできない経験。すごく難しい状況で、日々の練習の中で、どういうメンタルだったり、モチベーションを保っていくのかと言うところも含めて初めての時期を過ごしていますけど、勝つためにそこに向かっていかないといけない。本当にいろいろなことを学びながらやっています」と目下、プレミアリーグ残留争いの真っ只中にいる菅原だが、その経験も含めて進化を続けているのは間違いない。