前田大然古橋亨梧町野修斗

 もちろん今のスタッド・ランスが15戦未勝利でリーグ・アン残留危機に瀕しているという不安要素もあるが、関根のことは3月シリーズのうちに一度、見ておきたいところ。どこかでチャンスを作ってもらいたいものだ。
 それ以外にも、最終予選で出番の少なかった選手はいる。今季絶好調の前田大然(セルティック)や2年ぶりに招集されてバーレーン戦(埼玉)で終盤ピッチに立った町野修斗(キール)もそうだし、ベンチ外の屈辱を味わった古橋亨梧(レンヌ)も悔しさをにじませているはずだ。そういった選手の中から何人をピッチに送り出せるか分からないが、サウジアラビア戦で結果を求められる面々は少なくない。彼らが新たな活力をチームにもたらし、本当に森保監督が言っている「2チーム分、3チーム分の選手層」が作れればベスト。さしあたって次戦でその布石を打つことを強く求めたい。
(取材・文/元川悦子)

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