
今回のtotoはJ1第6節の10試合と、J2第5節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■ドロー街道が「終点」を迎える
今週末も、ビッグクラブ同士の対戦がやってくる。鹿島アントラーズと浦和レッズが激突するのだ。
このカードでは、不思議な現象が続いている。2022年から実に6試合も、引き分けが続いているのだ。
互いの大きな戦力が拮抗していたのか、あるいは相性なのかは分からない。だが、その「ドロー街道」が、ようやく終点を迎えることになりそうだ。
これまで6連続引き分けの両チームだが、前後の試合の状況などでは大きな違いがある。鹿島が過去3シーズンで、勝利を収めた試合の後に浦和戦を迎えたことは1度しかない。その他の5試合の前節は、2試合が引き分け、3試合が敗戦という結果だった。つまり、調子が上がらない状況で浦和戦を迎えていたとみることができる。
浦和は対照的だ。鹿島戦を迎える前の試合の結果は、3勝2分1敗。つまり、調子を上げていこうというところで、鹿島にストップをかけられることが多かったのだ。しかも勝利して迎えた鹿島戦で引き分けに終わった3試合のうち2つが、現在率いるマチェイ・スコルジャ監督が率いていた2023年のものだ。
両チームとも、前節は勝利を収めている。だが、その意味は異なり、鹿島は好調の柏レイソルを破って4連勝を飾ったが、浦和は初めてJ1を戦うファジアーノ岡山を相手に、ようやく今季初勝利を挙げた。よって導き出される答えは、上昇気流に乗る鹿島の勝利だ。