
2025年のJリーグが開幕した! オフの間も、新チームの姿を想像する楽しい時間ではあるが、開幕戦を戦ったことで新チームの姿も、おぼろげながら見えてきた。今年は、どんなシーズンになるのか、また、優勝や降格、サプライズを起こすクラブはどこか? ベテランのサッカージャーナリスト、大住良之と後藤健生が、新情報なども踏まえて、徹底的に語り尽くす!
■長谷川監督4年目「継続性はあるが…」
――開幕節を受けて、シーズン前の順位予想を見直したいチームはありますか。
後藤「僕は17位予想にしていたセレッソ大阪だね。オープニングマッチでは、とにかく驚かされた。5位くらいまで行くかもしれないな」
大住「僕はセレッソを14位にしてしまっていたよ。あと見直したいのは、FC東京と名古屋グランパスかな。グランパスは今年、いいところまで行くんじゃないかと思ったけど、きつそうだな」
後藤「そうね、はっきり言って川崎フロンターレとの開幕戦では、ほとんど良いところがなかったなという感じだよね。チャンスと言ったら、前半に永井謙佑が抜け出して最後にシュートをポストに当てたシーンくらい」
――長谷川健太監督4年目で、継続性はあるはずですが…。
後藤「継続的ではあるんだよ。去年から、悪くはないけどいまいち、という感じが続いている」
大住「ときどき強いんだけど、それがなかなか継続しない」
後藤「何年か前に川崎と春先に首位争いをしていたときは強かったけど、その後はずっといまひとつだなという感じが続いているよね。中盤もしっかりしているし、残留争いに巻き込まれることはないだろうけど、優勝争いに絡むこともないだろうなという感じが続いているよね」