■東地区、西地区で「同様」のことが!

 とにかく、UEFAがレギュレーションを変更したのを受けて、AFCはすぐにこれに追随した。そもそも、AFCというのはFIFAやUEFAのやることをすべて真似したがる団体なのだ。新方式のメリット、デメリットについてちゃんとした議論が行われたのかどうかは、はなはだ疑わしい。

 ただ、アジア大陸はあまりに広大なので、ヨーロッパのように全参加チームを一つのグループに放り込むことはできなかったので、そこで、東西各12クラブによるリーグ・ステージという形に落ち着いた。

 さて、東地区では日本勢のワン、ツー、スリーフィニッシュの可能性が強いが、西地区でも同じようなことが起こっている。こちらは最終節を待たずに、すでにサウジアラビア勢(アル・ヒラル、アル・アハリ、アル・ナスル)が1位から3位を独占することが数字的にも決まっている。

 これもリーグ・ステージ方式の効果(弊害?)なのではないか?

 つまり、東地区では日本、西地区ではサウジアラビアのクラブが最強だと仮定しよう。実際に、1位から3位までを独占しそうなのだから、的外れな仮定ではないはずだ(日本は選手育成のおかげで東地区最強になり、サウジアラビアはオイル・マネーの力で最強の地位を買った)。

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