■「とにかく怪我なく帰ってきてくれ」

 川崎フロンターレはここ数年、負傷者に泣いてきたクラブだけに、選手を心配する声も多く見られた。
「とにかく怪我なく帰ってきてくれ」
「ピッチの状態が悪いので、怪我が心配です」
「多くは望まないから怪我だけはせずに帰ってきて欲しい」
「とんでもないコンディション、、とにかく怪我せず無事にプレーできますように」
「やば…怪我なく帰ってきてくれー…」
 このコンディションで試合を行うのは川崎にとっては苦しいものと言えるが、リスクが高まるのは浦項の選手にとっても同じ。ただし、この寒さと硬いピッチに慣れている分、怪我の避け方においても戦い方においても、ホームチームが有利になる。
 他方、浦項の川崎を歓迎する姿勢も見られており、電光掲示板に日本語でメッセージが流されたほか、チーム関係者は川崎の「お菓子ユニフォーム」を着用して、記者に浦項名物のお菓子を提供してくれたりもしている。
 今季初戦で長谷部フロンターレはどのような戦い方を見せるのか。そして、両チームともに負傷者が出ずに済むか、多くの注目を集める試合となる。
(取材・文/中地拓也)

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