清水エスパルスは3シーズンぶりとなるJ1での戦いに向けて、秋葉忠宏監督のもと、鹿児島で体作りに加えて新戦力の融合、戦術の見直しに取り組んできた。キャンプの集大成となるJ2のジュビロ磐田との”静岡ダービー”は45分×4分の予定だったが、雷雨により2本目の早い時間帯で中断。両クラブの合意により、そのまま終了となってしまった。
しかしながら、現時点で開幕スタメンの有力候補と見られる選手たちが、立ち上がりこそ磐田のポゼッション&ハイプレスに苦しんだものの、うまく守備を修正して巻き返し、ドウグラス・タンキの2ゴールでリードを奪って終了したことは、2週間後の東京ヴェルディ戦に向けて、確かな手応えになりそうだ。
「今までやってきたことをブラッシュアップするということ。1年間戦うだけのフィジカルだとか、走力だとかプ、レスみたいなものを去年でいいと思っていませんから、昨年以上に走りこみましたし、昨年以上に厳しい努力をしましたから、その中で疲れている中で、どう動きだすのかやっていたことを積み上げするのか。
プラスして新戦力が入ってきてますので、その選手たちとどう融合するかとか、新戦力の良さみたいなものストロングをどう生かしていくのか、後はどう組み合わせていくのか、非常にいろんなことが試せました」
秋葉監督はキャンプの手応えをそう強調する。