■FIFAも加盟を拒否｢残された道」
さらにＦＩＦＡも、昨年５月にタイのバンコクで開催された年次総会で、ＵＥＦＡと同じ基準、「国連に認められた独立国でなければ加盟は認めない」を決議、自治権を持っているといっても、現時点で「デンマーク王国」の一部であるグリーンランドは、今後、独立しない限りＵＥＦＡへもＦＩＦＡへも加盟できないことになったのである。
ただＣＯＮＣＡＣＡＦは、新加盟協会に対し、ＵＥＦＡやＦＩＦＡのような規約を現時点では持っていない。グリーンランドに対し、門戸を閉ざしていないのだ。地理的な条件だけでなく、グリーンランドが今後、国際舞台で経験を積み、サッカーを盛んにしていこうとしたら、ＣＯＮＣＡＣＡＦ加盟しか道が残されていないのである。
