J2のV・ファーレン長崎が、シーズンチケット販売開始のPRをスタートした。単なる動画ではなく、クラブの底力を感じさせるCMに、見た人たちからは称賛の声が上がっている。
今シーズンの長崎は、相当に燃えているに違いない。昨季は勝点1差でJ1への自動昇格を逃し、プレーオフにまわると、初戦となる準決勝でベガルタ仙台に1-4と敗れてJ1昇格の夢は持ち越しとなった。
長崎には、他クラブ以上に発奮する材料がある。昨シーズン途中にオープンしたピーススタジアムは長崎駅から徒歩圏内で、ホテルなども併設。ピッチとスタンドの距離が日本一の近さであるなど、魅力にあふれるスタジアムだ。他クラブのファンをも魅了するスタジアムであり、国内最高峰であるJ1のゲームの舞台とすることは使命でもあるとも言っていい。
そのスタジアムなどの建設の主体となったのが、長崎の親会社であるジャパネットホールディングスだ。地元企業の全面バックアップを受けているわけだが、その支援は今季開幕前からも大々的に繰り広げられている。
ジャパネットホールディングスの中心企業であるジャパネットたかたは、長崎県民のみならず日本国民広くに知られている。テレビ放送などで見聞きするテレビショッピングとMCの声は、多くの人の記憶に深く刻まれていることだろう。
その耳慣れたMCの声が流れてくる。ただし、テレビショッピングではない。クラブのSNSで流れているのだが、販売しているのはシーズンチケットだ。
2003年からMCを務めた中島一成さんが、まるでテレビショッピングのようにシーズンチケット販売開始を告げている。また、映像のクオリティも高く、見る人をいろいろな意味で引き込むことは間違いない。
さらには、そのサービス内容も驚きものだ。テレビショッピングでもさまざまなサービスが追加されるが、スタジアムに行けない日にはクラブがチケットを買い取りするなど、手厚いサービスが用意されているのだ。