■「冴える」ベテランFWの速さと技術
1月4日の決勝戦、バーレーンのドラガン・タライッチ監督は出場停止のFWマハディ・アブドゥルジャバルに代えてFWにベテランのモハメド・アルロマイヒを起用。前半17分に左CKからオマーンに先制を許したが、後半33分に左からゴールライン沿いにペナルティーエリアに入ったMFモハメド・マルフーンがファウルを受けてPK。これを彼自身が決めて同点とした。
モハメド・マルフーンのスピードとテクニックはさらに冴えを見せる。そのわずか2分後、パスを受けて左サイドを突破すると、再びゴールラインまで入りこんで中央へパス。それを防ごうとしたオマーンDFに当たったボールがGKの逆をつき、ゴールに吸い込まれたのだ。これが決勝点となり、バーレーンは2019年大会に次ぐ2回目の優勝を飾ったのだ。(3)に続く。