【新戦力10人を加えた浦和、9年ぶりのJ1王者奪還へ。勝負の25年をどう戦う?(2)】ボランチ、最終ラインは昨季同様に手薄な印象。「まだ補強は終わっていない」という堀之内SDの算段は?の画像
浦和レッズのボランチには4人の候補が 撮影:中地拓也
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 ある程度の枚数が揃ったFW陣、多士済々の人材が揃う2列目に比べると、中盤より後ろのポジションはやや手薄な印象もある2025年の浦和レッズ

 まずボランチに目を向けると、昨季終盤の主軸だった安居海渡、サミュエル・グスタフソンの2人に、サンフレッチェ広島の絶対的主力だった松本泰志と町田セルビアからレンタルバックした柴戸海が加わり、使える人材は増えた。
 ただ、柴戸は昨年9月に左ひざの手術を受けて長期リハビリの真っ只中。1月12日からの沖縄キャンプでも全体練習合流が不透明と言われており、2月15日の今季開幕・ヴィッセル神戸戦には間に合わない可能性が大だ。
 となると、当面の間は3人で回さなければいけなくなる。このうち安居は球際の強さやアグレッシブな守備が期待できるが、松本とグスタフソンはともに攻撃的なタイプ。対戦相手によっては2人を組ませると守りが不安視されるケースもあるだろう。
 そういった個々の特徴をしっかりと把握しながら、ベストバランスを見出していくのが、キャンプ期間の重要テーマになってくる。マチェイ・スコルジャ監督にしてみれば、松本は全く未知数な存在だけに、まずはじっくりと観察し、どう使うのがベストかを探っていくはず。広島時代のように松本の走力やダイナミックさをうまく引き出していけば、彼の得点シーンも増えてくる。松本は今季浦和のキーマンの1人と言えそうだ。

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