ファジアーノ岡山が、悲願のJ1初昇格を決めた。その歓喜の直後に守護神が見せたクセが強すぎるダンスに、ファンの間にも驚愕の声が広がっている。
まさに、悲願達成だ。ベガルタ仙台相手のJ1昇格プレーオフ決勝で、2-0と勝利。J2を戦い続けて16シーズン、昇格プレーオフで2度涙をのんだ岡山が、初のJ1昇格をつかみ取った。
昇格は、多くの人々の献身あってこそだが、立役者のひとりが守護神のGKスベンド・ブローダーセンであることに異を唱える人は少ないだろう。
U-24ドイツ代表として2021年開催の東京オリンピックに傘下したブローダーセンは、五輪後に当時J1の横浜FCに完全移籍。今シーズンから岡山に加わり、チームを最後尾から支えていた。
ブローダーセンは加入初年度ながら、開幕からスタメンを勝ち取る。レギュラーシーズン38試合にフル出場し、チームを後押し。J1昇格プレーオフ決勝でも完封勝利を収めたことが、ブローダーセンの存在感をさらに高めた。
クラブは昇格決定直後、SNSで歓喜に沸くスタジアムの様子を動画で公開した。多くの人が詰めかけたスタジアムには、「J1昇格を決めたラインダンスは最高」「優勝したエスパルスより弾けてるwww」などの声が寄せられていた。
だが、ここでも主役を張ったのがブローダーセンだった。動画の冒頭、チームメイトとファンが見守る中で、謎のダンスを披露。地面に這いつくばり、手足をつかわずに宙に舞う姿を見せつけた。