■アタッカーの再編
そして最も重要なアタッカーのところも再編が求められそうだ。チャンスを決め切るという部分は広島がもう一段階突き抜けるためにマスト。シーズン9点を奪った加藤も大橋が抜けた後のエースとして奮闘したが、決定力を研ぎ澄ませるべきところは少なくないし、パシエンシア、アルスランもフルシーズンの爆発が期待される。10代の井上愛簾ら可能性あるタレントもいるだけに、そういう選手をうまく使いながら、ゴール数を増やしていくことが、タイトルへの近道と言っていい。
「広島のこれから? もちろん可能性がありますよ。ただ、やっぱり日頃からいかに高い意識持ってやれるかっていうところが本当に大事になる。僕は年長者だし、だいぶ上の方になるんで、引っ張っていきながら、声かけながらやっていきたい。もっともっとこのチームが強くなるようにしていきたいです」と佐々木は誓ったが、本当に青山・柏好文が示してきた姿勢をチーム全体に浸透させることが肝要だ。
彼らの涙が1年後に笑顔に変わるか否かはここからの取り組み次第。スキッベ監督にはこれまで以上の的確なマネージメントを期待したい。
(取材・文/元川悦子)