ピッチで輝いた「ダブルセブン」、ヘディング王が「ダメ押し弾」、鬼木監督が残した「置き土産」、東地区の「勝ち抜け」は【ACLE川崎フロンターレvs山東泰山】原悦生PHOTOギャラリーの画像
フリーキックから追加点、コーナーキックから3点目を演出した背番号77(ダブルセブン=写真)。ピッチの上で、まばゆい輝きを放った。【ACLE 川崎フロンターレvs山東泰山】撮影/原悦生(Sony α1使用)
■【画像】アクシデントも…怪物や新星、復活の助っ人も大爆発、MVPは【ACLE川崎vs山東】激闘フォト

 カメラマン歴53年の大ベテラン、原悦生がレンズ越しに見たACLエリート、川崎フロンターレvs山東泰山戦。ベテランとニューフェイスの融合と痛ましいアクシデント、そして、鬼木監督がチームに残したものについて考える――。

危ないシーンはこの日「3回」

 ほとんどの時間をピッチの半分でプレーしていても、アッという間に攻め込まれて失点してしまうことはある。

 そんな危ないシーンがこの日3回あったが、川崎はゴールを許すことなく、4-0で勝つことができた。

 3分、マルシーニョがこぼれ球を入れて先制し、展開は楽になったかと思ったが、追加点はなかなか生まれなかった。

 41分の山本悠樹の低い弾道のフリーキック(以降、FK)は壁の横をすり抜けて、巧みなカーブを描いてニアサイドのネットを揺らした。

 背番号77、ダブルセブンの見事としか言うことができないキックだった。

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