川崎・鬼木監督が7つのタイトルを背にして語った感謝とお願いの言葉とは……涙を拭いながらの「26年目の最後のメッセージ」全文の画像
アビスパ福岡戦後に脇坂泰斗と笑顔でバラバラを見せた川崎フロンターレの鬼木達監督 撮影:中地拓也
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 今季限りでの退任が発表されている川崎フロンターレ鬼木達監督が、J1リーグ最終節後に退任セレモニーに挑んだ。

 選手時代から数えれば26年、監督としては8年間、このクラブのために全力を捧げた。その結果、公式戦通算成績225勝91分83敗という高い勝率を誇るとともに、獲得したタイトルは7個。リーグ戦、天皇杯ルヴァンカップと主要3タイトルのすべてをフロンターレにもたらした。
 セレモニーでは、その7つのタイトルを背に、そして、サポーターが製作した巨大な横断幕を背に、感謝とお願いの言葉を述べている。
 最後のメッセージは、以下がその全文となっている。

「まず、こんな自分なんかのために……こんな素晴らしい場を設けていただき本当にありがとうございます。
今シーズンは本当に苦しい戦いになってしまいました。
そういった中でも、常にファン・サポーター、そしてスポンサーの皆さん、いつも選手を元気づけてくれて本当にありがとうございます。
自分は本当に勝つために必死でやってきましたけれども、今シーズンはなかなか勝てない中でも、皆さんの声援に助けられました。
この1~2年でサポーターになってくれた方や、フロンターレのサッカーをやりたいと、フロンターレで仕事をしたいと集まってくれた選手やコーチ、みんなにはもっともっとフロンターレらしいサッカーを見せたかったですし、もっともっといい形で自分も去りたかった。
でも、この数試合ですかね、特にラスト5試合は自分が目指しているようなサッカーをみんなが体現してくれたし、また熱い声援が選手を後押ししてくれたこと、”常に3点以上取ろう””自分たちも楽しく、観ている人も楽しくしよう”と、そういうものを表してくれたラスト5試合だったと思います。
本当に全ての人に感謝しています。
ありがとうございました」

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