12月8日、川崎フロンターレの鬼木達監督がラストマッチに挑んだ。その姿を見守ったクラブOBの姿が話題になっている。
“シルバーコレクター”とも言われた川崎フロンターレにタイトルをもたらしたのが鬼木監督だった。1974年生まれで現在50歳の闘将は、2017年からチームを率いて今季が8年目。その間、7つのタイトルをもたらしている。
しかし、今季限りでの退任が発表されており、J1最終節・アビスパ福岡戦が最後の試合に。その後のピッチでは退任セレモニーも行われた。
所属選手もメインスタンド付近でその姿を見守ったが、その中にクラブOB2人もいた。中村憲剛氏と丹野研太である。中村氏は鬼木監督とともにプレーをした存在で、師弟関係としても長い時間を過ごした。小林悠の隣で、恩師の最後の姿を目に焼き付けていた。
丹野は2020年から3シーズンをこのクラブで過ごした。その間、リーグ戦では9試合の出場にとどまったが、最強の名を欲しいままにしたチームの第2GKとしてスクランブル出場にも応えるなど、大きな役割を果たした。
23年は岩手、24年は栃木でプレーしていたが、すでに今季の日程を終了していることで、等々力競技場へと駆け付けたようだ。