■ブラジルでは「高齢者」が優遇
敬老精神も、ブラジルには生きているようです。
ブラジルも少子化は進んでいるようですが(特殊出生率は135位の1.626と、ラテンアメリカの中では低いほう)、それでもヨーロッパや東アジア諸国に比べると、若者が多いのは明らかです。
ですから、ブラジルでは敬老精神は今でも健在です。
ブラジルの空港では、チェックインの行列や搭乗の順序でも高齢者が優遇されています。65歳以上だと優先レーンでチェックインができますし、エコノミークラスでも優先登場で搭乗することができるのです。
ワールドカップ期間中は、「ワールドカップのADカード」という最強の武器も首からぶら下げていましたから、とても良い思いをしたものです。
でも、レシフェのバスでは荷物は持ってくれたけど、席は譲ってくれなかったなぁ……。