Jリーグ現役最年長の50歳、サッカー元日本代表でJ3アスルクラロ沼津に所属する伊東輝悦の引退セレモニーが11月24日、今季最終戦出場後のスタジアムで実施された。そこで流された豪華すぎる動画メッセージが話題を集めた。
1974年8月31日生まれ、静岡県出身の伊東は、東海第一高校から1993年に清水エスパルスに入団し、優れたテクニックをベースに豊富な運動量を武器に主にディフェンシブハーフとして活躍。1996年アトランタ五輪でブラジル代表に勝利した“マイアミの奇跡”での決勝ゴールは今でも語り草となっている。
その伊東が11月24日の松本山雅FC戦の後半アディショナルタイムに交代出場でピッチに立った。そして試合終了後、マイクを前に「こんなに長くプレーするとは思いませんでした。本当に僕は運が良かったと思います」「悔いもありません」、そして「みなさん、これからもサッカー楽しみましょう!」と挨拶。家族から花束を受け取り、大きな拍手を浴びた。
さらにスタジアムの大型ビジョンに、伊東と縁のある人物たちからメッセージが流された。その面子が伊東の32年間に渡った豊かなサッカー人生を物語るように実に豪華。前園真聖氏に始まり、松原良香氏、城彰二氏、岡崎慎司氏、川口能活氏と続き、さらに清水時代に中盤で名コンビを組んだサントス氏、澤登正朗氏、市川大祐氏、秋葉忠宏氏、西野朗氏と錚々たる面々が、伊東との思い出を振り返りながら、そのプレーを称え、50歳までの現役生活を労った。