■「おそらくサッカー関係者の9割ぐらいは…」
郷家も、中断明けの強さを実感していた一人。「中断明けの僕らが強いことは今までのデータもそうですし、分かってたので、必然と言えば必然だし、こうやってパワーをうまく貯めて長崎を仕留められた」と誇る。
だからこそ、「おそらくサッカー関係者の9割ぐらいは長崎がふつうに勝つでしょって思っている中で、反骨精神を持って食らいついて、噛みついていくぞっていうところにうまく乗っかってくれていいゲームをできた」(森山監督)という言葉も出てくるのである。
とはいえ、そうなると不安になるのは次の決勝・ファジアーノ岡山戦。というのも、仙台は2日に帰仙して、再び大移動をしての7日の岡山での試合に挑まなければいけないからだ。
しかし、それを郷家が否定する。「次は1週間で試合で、リーグ戦だとちょっと気持ち的にも落ちたりとかもあったかもしんないんですけど、一発勝負っていうところもみんなもすごく気合入っている。リーグ戦のようないい試合をしたあとの悪い試合っていうのはないと思う」と力強く言い切るのだ。