■観客数には注意書き
観客数も、いつもとは違ったレギュレーションとなっていた。この日、金曜日の19時キックオフという、サポーターにとっては調整が迫られる試合日時ではあったが2万214人が埼玉スタジアムに足を運んだ。
しかし、試合途中で公表された観客数が3万5188人。実に1万5千人以上が“プラス”されていたのだ。
しかし、これはミスではない。前半のみが行われた8月24日には3万5188人が来場しており、規定上、多い方の人数を公式の観客数とすることになっていた。観客数の発表時にはその注意書きが付記されており、それもまた再開試合を感じさせるものだった。
ちなみに、すでに8月24日の時点で集合写真は撮影していたが、Jリーグとしてはその有無はチームに任せており、その結果、再開試合においても撮影をすることに。そのため、選手入場から集合写真へと、試合開始時は通常の試合と同じように行われた。
ただし、すでにエンドが決まっているため、コイントスは実施されなかった。
(取材・文/中地拓也)