■等々力陸上競技場が「サッカー専用」に!
等々力陸上競技場が再整備されて、球技専用スタジアムに改修されることがすでに決まっている。東急が中心となって、富士通や川崎フロンターレも出資する川崎とどろきパーク株式会社が主体となって等々力緑地全体を再編整備する計画の一環として行われるものだ。
これまで、東日本ではスタジアム建築は国や自治体によって行われる場合が多く、結果として陸上競技場が多く、球技専用スタジアムの開発は遅れていた(大規模な専用スタジアムは埼玉スタジアム、カシマサッカースタジアムくらいで、国立も味の素スタジアムも、日産スタジアムも臨場感の乏しい陸上兼用スタジアムだった。
一方、西日本では2016年完成のパナソニックスタジアム吹田を初めとして、専用スタジアムが次々と建設されており、2024年にも広島と長崎で新スタジアムが完成している。いずれも、民間資本が導入されることによって、Jリーグの開催に特化したスタジアムとなったのだ。
そして、等々力ではようやく民間資本が導入されて、本格的なサッカー・スタジアムが整備されることになった。完成時期はまだ未定だが、数年後には素晴らしい新スタジアムが完成する。それまでに、フロンターレが新しいスタイルのサッカーを完成させることを期待したい。
時間はかかってもいいから、一貫性のあるチーム作りをしてほしい。