■ACLEの過密日程のスケジュール
川崎は残りのリーグ戦は2.5試合しかない。浦和レッズ戦は後半開始時点からの再開となるため、90分を戦うのは2試合だけだ。その試合でしっかりと先制して勝ち切れるかは、ACLEもあって過密日程の中で行われるトレーニングの中でしか求められない。
しかし、指揮官が「疲労が出ないぐらいの質を求めて」と話すように、シーズン最終盤の疲労もある状況での限られたトレーニング期間では急激な上積みは難しい。
それでも、このチームにはJリーグをけん引してきた元々の「質」がある。選手の入れ替わりは大きいが、移籍してきた選手も加入してきた選手も、それを目指してフロンターレにやってきた。そうした選手がどのような「質」を最後に見せるのか。11月22日、45分間という限られた時間の中で、しかも、1点を追いかける試合の中で、まずはそれを闘志とともに表現するしかない。
(取材・文/中地拓也)