J1の鹿島アントラーズが、レジェンドの引退30周年を記念するイベントを企画している。現役時代のプレーの様子を用いた告知動画が公開されると、胸を熱くするファンが続いた。
Jリーグの草創期には、多くの世界的なスター選手が日本にやってきた。西ドイツ代表(当時)の一員としてワールドカップを制したピエール・リトバルスキー氏や、やはりワールドカップに出場して得点王に輝いたゲイリー・リネカー氏らがJリーグ開幕に花を添えた。
そうした世界的名手の中でも、Jリーグに最も大きな影響を与えたのが元ブラジル代表のジーコ氏だろう。その存在感は一選手としてのものにとどまらず、鹿島においてはクラブの土台を築き、そのスピリットが今に至るまで鹿島という名門クラブの主柱となっている。
その偉大なる背番号10が引退したのが、1994年のことだった。あれから30年が過ぎようとしており、クラブは11月9日に行われるJ1第36節の名古屋グランパス戦で、「ZICO CARNIVAL 2024」として、記念セレモニーを行うという。
そのイベントに向けての告知動画が、クラブのSNSで公開された。主役はもちろん、ジーコ氏だ。
ブラジル代表でも背番号10を背負った選手らしい高い技術や、見事なFKでのゴールなどが収められており、見る人の記憶を鮮やかによみがえらせる。そして、勝利への強い思いを示すジーコ氏の姿が、胸を熱くさせる。