■イケメンDFが「伸ばした」足に…
アジア最終予選で悪いスタートを切ったオーストラリアは、1試合前の中国戦からトニー・ポポヴィッチ監督とともに再出発した。
ポポヴィッチは森保一の広島時代の同僚だ。
森保もポポヴィッチが何かを仕掛けてくることを警戒はしていた。
試合前の時点で首位を独走する日本と、混戦になるであろうグループ2位というポジションを維持して、ワールドカップ出場の切符を得たいオーストラリアという構図。
谷口彰悟が伸ばした足はボールを自軍ゴールにきれいに運んでしまった。
こういうことは起きる。
後半は追加点を奪われるかもしれないという流れも見えた。
だが、中村敬斗が入ったことで、その流れは変わった。
今度は逆だった。
切れ込んだ中村の左足からのボールに上田綺世かと思ったら、カットに入ったキャメロン・バージスのオウンゴールだった。
日本は11月、いずれもアウェイでインドネシア戦と中国戦だ。