■首位を走っていた高知の「中断期間」後
首位を走っていた高知が足踏みを始めたのは、8月の中断期間が明けた9月に入ってからだった。
9月1日の第18節でヴェルスパ大分に敗れると、第19節から第23節までの5試合は1勝2分2敗。第23節では2位の栃木との直接対決を0対2で落とし、ついに勝点差は1まで縮まってしまっていた。
前半のうちに1点を失っても、高知のチーム力は横河武蔵野より上だったはず。落ち着いて攻めることができれば、逆転は十分に可能だったろう。結果が出ていないために、たった1つの失点がメンタル的に大きくのしかかってきてしまったようだ。
ただ、JFLはまだ残りが6試合もある。栃木と高知の熾烈な優勝争いは最後まで続くことだろう(ちなみに、2位に陥落した高知と3位のレイラック滋賀FCの間には勝点10もの差がある)。