「あんな状態なのにゴールして…」J1広島の現役高校生MF中島洋太朗の“ボレー弾→ピッチに倒れ込む”様子に心配の声!「軽症でありますように!日本の宝やで!」と祈るの画像
将来を嘱望されるサンフレッチェ広島の18歳MF中島洋太朗 撮影:中地拓也

 現地時間10月3日に行われたアジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループステージ第2節で、サンフレッチェ広島は3−2で東方(香港)に勝利した。その試合で公式戦初ゴールを決めたMF中島洋太朗に称賛と心配の声が寄せられた。

 直近のリーグ戦からスタメン全選手を入れ替えてチームの中で、中島は3−4−2―1のダブルボランチの一角としてスタメン出場した。2006年4月22日生まれの現役高校生ながらすでにリーグ戦9試合に出場し、そのあふれる才能に注目が集まっており、この試合も堂々たるプレーを披露した。

 見せ場は1−1で迎えた前半41分だった。右サイドからMF越道草太がゴール前にクロスを放り込む。ニアサイドでクリアされてファーサイドに流れたボールを、DF志知孝明が頭で中央に折り返したところに中島が反応。密集の中でバウンドしたボールに対し、体を倒しながらの左足ボレーでゴールに叩き込んだ。

 今年8月に行われたシュトゥットガルトとの親善試合ではゴールを決めた中島だが、これが記念すべきトップチームでの公式戦では初ゴール。しかし、ゴールを決めた中島は喜ぶことなく、その場に倒れ込むと、そのまま起き上がることなく後頭部から首元を押さえ、苦しげな表情を浮かべた。

 実は中島、この試合の前半30分に浮き球を相手と競り合って落下した際のダメージによって脳震とうを起こしていたようで、前半アディショナルタイムに再びピッチに倒れ込むと、そのまま無念の途中交代となった。

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