■サッカーの根本精神に反する「やり方」は…

 サッカーには、「ルールの精神」がある。サッカーのルール(競技規則)には、「安全」「公平」そして「喜び」という根本的な精神があり、すべてのルールはそのいずれかを実現するために存在する。プレーヤーの安全をそこなう競技であってはならない。どちらかのチームが不当に有利な形にはしない。そして、プレーヤー、レフェリー、役員、観客のすべての「喜び」のために競技がある―。

 そして私は、それは「ルール」の枠内にとどまるものではなく、サッカーの活動全般に共通する「根本精神」であると考えている。ACLEやUCLの大会方式が公平の精神に反するものであれば、それは「反サッカー的」と言っていい。このやり方には無理があるし、サッカーの文化に反している。早急にサッカーの文化に適合した形に改める必要がある。

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