現地時間10月3日、アジア・チャンピオンズリーグ2(ACL2)のグループステージ第2節が行われ、サンフレッチェ広島は敵地で東方(香港)を3-2で下した。その決勝点となったDF荒木隼人の強烈なヘッド弾が反響を呼んでいる。
リーグ戦での首位決戦に勝利してから中4日でのアウェイ戦に、ミヒャエル・スキッベ監督は先発全員を入れ替えてのターンオーバー制を敷いて臨んだ。試合は点の取り合いとなり。前半4分に先制された後、同40分に松本大弥の強烈なミドル弾で同点、さらに同41分に中島洋太朗のボレーシュートで逆転するも、後半開始早々に失点して2−2の同点となった。そのまま時間が経過して迎えた後半アディショナルタイム5分だった。
右コーナーキックの場面。キッカーの新井直人が右足で山なりのボールをファーサイドに放り込むと、後半30分から途中出場していた荒木が、後方から走り込んでジャンプ一番。相手DFよりも頭ひとつ抜き出た高い打点からの豪快なヘディングシュートでゴールネットを揺らした。
ゴールを決めた荒木は、そのままゴール裏の一角に陣取っていた広島サポーター席の前まで駆け寄り、胸を叩いた後に力強くガッツポーズ。この劇的な展開と光景にファンも大興奮となり、選手、サポーターが入り乱れて抱き合うことになった。