■アンパドゥの長期離脱で田中の出番増が確実

 田中がリーズに加入したのは、リーグ戦がすでに開幕した後の8月末だった。その影響に加えて、中盤の位置でウェールズ代表の24歳イーサン・アンパドゥがハイレベルなプレーを続けていたことで、田中はチーム内で高い能力を評価されながらもベンチスタートが続き、加入後3試合ではわずか9分間のプレーに止まっていた。

 しかし、そのアンパドゥがコベントリー戦で負傷交代を強いられ、膝のじん帯損傷で長期離脱することが報じられた。チームにとってピンチだが、そのチャンスを田中がどう活かすか。攻撃面だけでなく、イングランドのピッチ上で守備面でも当たり負けしない“強さ”を見せたことは非常に大きな収穫だと言える。現地9月30日にはリーグ第8節のノリッジ戦が行われたが、今後も田中への期待は高まっていくことになりそうだ。

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