■「アウェイ戦では、まずは相手サポーターとの戦いもある」
その鬼木達監督がサポーターに呼びかけたことがある。それは文字通りの「共闘」だ。国境を越えて戦うこのコンペティションでは、「アウェイ戦では、まずは相手のサポーターとの戦いがある」と、その圧力が相手に大きな影響を与えると説く。そして、「自分たちのホームゲームで、選手とサポーターの圧力で全員で戦っていく姿を見せたいし、サポーターの声援で選手の動きはどんどん良くなっていく。ACLは選手、サポーター、クラブ、全員での戦いだと思います」」とも続ける。
だからこそ、「平日ナイターですけど、サポーターの力は大きいので、大勢の方に来て欲しい」と共闘を要請した。
ファンウェルメスケルケン際も、すでに終えたアウェイでの初戦を振り返り、「蔚山戦であれだけのサポーターに集まっていただいて力になった。海外であんなに集まっていただくと、フロンターレとしてアジアを獲りにいっていると感じた」と話し、「アウェイにあんなに来てくださってからこそ、僕たちは走れる。熱い応援を得てチームフロンターレとして戦っていきたい」と言葉に力を込める。
キックオフは10月1日の19時。選手、サポーター全員で連勝をつかみ取る。
(取材・文/中地拓也)