「映画のワンシーンのような、寂しいけれども美しい瞬間でした」川崎を退団した元フランス代表FWゴミスの「最後のお別れ」が美しい! 平日ナイター2万人の等々力で一人一人に丁寧な対応の画像
川崎フロンターレを退団したFWバフェティンビ・ゴミス 撮影:中地拓也

 9月27日、川崎フロンターレアルビレックス新潟と対戦した。その試合後、美しい光景が等々力に表れた。

 この日開催されたのはJ1リーグ第32節。川崎がホームに新潟を迎えて行われた。降格圏の足音が近づいている川崎だけに負けられない試合ではあったが、もう一つ、勝利が欲しい理由があった。9月20日でチームを退団した元フランス代表FWバフェティンビ・ゴミスが、この日の試合でセレモニーを行うことになっていたのだ。

 昨年8月に入団したゴミスは、世界的ストライカー。その強靭なフィジカルを生かしたプレーを日本でも見せていたが、退団を決意。ヨーロッパに帰る前に、サポーターに別れを告げることになっていた。

 そして試合後、ゴミスはピッチ中央に立って挨拶。その後、場内を一周したのだが、ゴミスはなんと一人一人に丁寧にファンサービス。サインを書いて、写真を撮ってと、最後のふれあいを持ったのだ。サポーターのスマホを持って自らシャッターを押した回数は数知れずという状況だった。

 この日は雨の平日ナイターにも関わらず、来場者数は2万人超え。全員に対応したわけではないが、
多くの人が来ていることで、21時頃に終了して行われたセレモニーとファンサービスが終わったのは、22時30分だった。

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