9月28日、J2リーグの首位を懸けた熱い試合が東京・国立競技場で開催される。そのチケットの売り上げが、新記録を樹立するかもしれない。
J1昇格を目指して20チームがシノギを削るJ2リーグ。2つの自動昇格、そして、プレーオフを経ての昇格を、それぞれのチームが目指している。残り試合も少なくなった中で、現在、首位に立つのは清水エスパルス。その勝点は71だが、2位につける横浜FCとは勝点70とわずかに1差という状況だ。
一勝で順位を入れ替えることができる状況で、次節、直接対決が行われる。それが、清水エスパルスのホームゲームである第33節だ。通常、清水はIAIスタジアム日本平を本拠地として試合をするが、この日は国立競技場をホームとする。そして、クラブはここまでにもチケット販売状況を速報してきたが、9月25日13時30分時点での発売状況は、なんと5万8千枚。IAIスタの収容人数である1万9594人の3倍もの数字なのだ。
驚くべきは、その数字の大きさ。J2リーグにおける最多入場者数試合は、清水が昨年7月に記録したジェフ千葉戦での4万7628人というもの。それを更新するのは確実だが、さらに、今年7月にFC東京が記録した5万7885人をも超える可能性があるのだ。実はこの観客数は、現在の国立競技場になってからのJ1リーグ戦における最多入場者数。つまり、J2清水が、国立競技場の記録を塗り替えるかもしれない。