オランダ1部フェイエノールトに所属するサッカー日本代表FW上田綺世が現地9月22日に行われたエールディビジ第6節のNAC戦で今季初ゴールを決め、その直後のガッツポーズとともに反響を呼んだ。
フェイエノールト加入2年目を迎えている上田だが、欧州ビッグクラブから熱視線を送られているメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネスとのレギュラー争いの後塵を排し、今季も開幕から公式戦全試合でベンチスタートとなっている。
その中で思わぬチャンスが訪れる。ミッドウィークに行なわれた欧州チャンピオンズリーグのレーバークーゼン戦での0-4完敗のショックを払拭すべく臨んだ一戦で、エースのヒメネスが筋肉系の負傷退場。急いでユニフォームに着替えた上田が、0-0の前半29分から緊急出場することになったのだ。
すると、その5分後の前半34分、左サイドからDFハイス・スマルが放り込んだクロスに対して、上田がペナルティエリア内で巧みなポジション取りからダイナミックなダイビングヘッドで合わせ、ゴール右隅へ叩き込んだ。
試合の均衡を破る先制ゴールは、上田にとって待望の今季初ゴール。その直後、普段はゴールを決めた後も笑顔を見せることはあれど感情を爆発させることは少ないクールな男が、ダッシュからジャンプしての力強いガッツポーズを披露した。