■あの監督が「3回目」の代表監督就任

 さて、今回、3か国のなかで注目したのが、メキシコである。今年7月に「あの」ハビエル・アギーレが監督に就任したからだ。アギーレにとっては、2001年から2002年にかけての1年間、2009年から2010年にかけての1年間に次ぐ、3回目のメキシコ代表監督就任である。

 メキシコ代表は、今世紀に入って成功を続けてきたチームのひとつだ。ワールドカップは1994年アメリカ大会から2022年カタール大会まで8大会連続出場(通算17回出場)し、2018年ロシア大会まで7大会連続してラウンド16進出(すなわちグループを勝ち抜く)という結果を出してきたからだ。FIFAランキングの最高位は4位で、しかも1998年、2003年、2004年、2006年と繰り返しこのポジションまで上がってきた。

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