■仙台は最下位・群馬相手に攻めあぐね…
スタメン変更は奏功しなかった。
J2リーグ第30節が9月7、8日に開催され、4位のベガルタ仙台は最下位のザスパ群馬とアウェイで対戦した。ザスパは前節のブラウブリッツ秋田戦で、ホームで350日のぶりの勝利をつかんでいる。
仙台は前節からスタメンを4人変更した。リーグ戦再開後は5試合連続で先発していたFWエロンとMF有田恵人、チームトップの11ゴールをあげているFW中島元彦がベンチスタートとなった。代わって菅原龍之助が、14節以来の先発に名を連ねる。左MF相良竜之介は3試合ぶり、右MFのオナイウ情滋は7試合ぶりの先発だ。また、左SBに3試合ぶり先発の内田裕斗が入り、奥山政幸が右SBで出場した。
仙台の4-4-2に対して、群馬は3-4-2-1である。システムのミスマッチを突くことが、試合の主導権を握ることに直結する。ボランチの脇のスペースを使いたい仙台だが、守備時は5-4-1に可変する相手の守備ブロックを、効果的に崩すことができない。
ウイングバックの背中を取ってCBをサイドへ引き出し、FW郷家友太とFW菅原の2トップに空中戦を競らせる、というゲームプランもあったのだろうだが、空中戦でも地上戦でも彼らがシュートへ持ち込む場面は限られてしまう。
群馬にチャンスを作らせることはなかったが、自分たちもチャンスを作ることができない。ジリジリとした展開のまま、前半が終了した。