イングランド2部リーズ・ユナイテッドに加入した日本代表MF田中碧が、現地8月31日に行われたホームのハル・シティ戦で新天地デビュー。試合後の歓迎の“万歳セレモニー”に注目が集まった。
今夏の欧州移籍市場最終日となる8月30日にドイツ2部のデュッセルドルフから電撃的にリーズ移籍が発表された田中は、その翌日のリーグ第4節に早速のベンチ入り。本拠地エランド・ロードの雰囲気を味わいながら試合を見つめると、2−0で迎えた後半41分にブルガリア代表MFイリヤ・グルエフに代わってピッチイン。新天地&イングランドデビューを果たした。
チーム加入時に「自分は試合をコントロールして、アシストやゴールを決めることもできる」「素晴らしいサポーターの前でプレーするのが待ちきれない」と語っていた田中。この日の出場時間は短かったが、本拠地サポーターの前で背番号22のユニフォーム姿をお披露目し、2−0のままのシャットアウト勝利に貢献した。
そして試合後、チームの勝利時に恒例となっているサポーターとの“万歳セレモニー”に田中も参加した。元バルセロナのDFジュニオル・フィルポに背中を押される形でゴール裏サポーターの前に飛び出した田中は、サポーターから歓迎される形で3度の万歳コール。そして拍手とガッツポーズを披露すると、充実の笑みを浮かべて勝利の味を噛み締めた。