9月5日、サッカー日本代表は2026ワールドカップアジア最終予選の初戦として中国代表と対戦する。守備的な布陣を組むと予想される相手を崩すための、攻撃陣を考察する。
直近2大会において黒星発進を余儀なくされたW杯最終予選。初戦の難しさをまざまざと見せつけられてきたが、難しさという意味では今回も変わらない。FIFAランキングで日本が18位であるのに対し、中国は87位とかなり差が開いている。しかし、中国はかなり守備的に戦って日本を焦らせてくる可能性が高いのだ。
センターフォワードの候補は3人。上田綺世、小川航基、細谷真大で、この中で代表としての実績も得点数も最も大きい上田が先発となるはず。では、両サイドには誰を配置するのか。
引き分けも可とする超守備的な中国は、スペースをつぶしてくること必至。森保ジャパンとしては、相手を左右に広げてゴール前の密度を下げなければいけない。となれば、サイドに持ってくるのはドリブルで勝負できる選手ではないか。
そうなると、最適な組み合わせは右に伊東純也、左に三笘薫というものだろう。純粋なウインガーではなく中に切れ込むことを武器とするタイプを持ってくれば、ゴール前がさらに渋滞することが予想されるだけに、まずは縦に勝負できる選手を置くはず。一方で、三笘も伊東も外に行くこともできて、さらに中に切れ込む能力も高いため、時間帯によってさまざまな戦い方ができる。