9月3日、サッカー日本代表はさいたま市内で練習を行った。この日、伊東純也が約7か月ぶりに代表活動に合流した。
まさかの離脱だった。カタールで開催されていたアジアカップの期間中、突如出た週刊誌の報道で伊東はチームから離れることを余儀なくされた。優勝を目指して戦っていた大会からの、無念の途中離脱。しかも、その後、チームはイランに負けて敗退となった。
「あのときは悔しい思いはありましたけど、チームとして戦っているのでしょうがないかなと納得して離脱しました」
9月3日の練習後に、離脱時の心境を聞かれた伊東はこう答えている。
それ以降、伊東は代表活動から遠ざかることとなった。3月の活動ではメンバー外に。続く6月も同様だった。森保一監督は「伊東を守るため」と説明したうえで、召集しない決断をした。
それでも、伊東の気持ちは代表から離れていなかった。「森保さんとコミュニケーションを取っていましたし、(中村)敬斗が代表に入っていて、シンプルに応援してました。夏は初めて代表に入らなかったオフだったので、少しゆっくり過ごしました」と振り返る。