イングランド・プレミアリーグのチェルシーが、今シーズンのサードユニフォームを発表した。クラブらしさが詰め込まれた「パンク」なデザインに、すぐさま世界が反応した。
チェルシーのホームスタジアムであるスタンフォード・ブリッジは、ロンドンの中心部であるチェルシー地区に位置している。チェルシー地区は、高級住宅街として知られている。
一方でこの地区は、長くにわたり文化を育んできた地域でもある。サッカーももちろんそのひとつだが、ヒッピーなどのカウンターカルチャーが醸成された場所としても知られる。
そんな本拠地を持つチェルシーが、その文化に敬意を表した。今シーズンのサードユニフォームに、そうしたカルチャーを詰め込んだのだ。
サードユニフォームで打ち出したテーマは、「パンク」だ。パンクロックとファッションが、ロンドンから生まれた歴史を誇り、ユニフォームのデザインに取り込んだ。
ブラックをベースにして、角度によってはデザインされた模様が浮き上がって見える。袖を引き締めるのは、ピンク。このカラーはクラブエンブレムとサプライヤーであるナイキのロゴにも用いられている。ナイキの象徴であるスウッシュが通常の横ではなく縦になっているところもポイントだ。