■2日目も「行うべきではなかった」PK戦
僕は、2日目まで観戦してそのまま帰宅したが、SBSカップの最終戦は8月25日に袋井市のエコパスタジアムで行われた。
日本代表とアルゼンチン代表の試合はスコアレスドローに終わり、その後のPK戦で日本が勝利。この結果、1勝2分(PK勝ち1、PK負け1)のアルゼンチンが勝点6で優勝。日本は3引き分け(それもすべてスコアレス)で勝点は5となり、準優勝となった。
SBSカップでは、試合が80分で決着しなかった場合にはPK戦が行われるレギュレーションになっている。PK戦で勝利すれば勝点2、PK戦負けは勝点1である。
ところが、大会1日目は大雨の影響でPK戦がなかった。日韓戦の後にレギュレーション通りにPK戦があって、そこで日本がPK勝ちしていれば、アルゼンチンと同じ勝点6で並んでいたはず。1日目にPK戦を実施なかったのなら、不公平を避けるためには2日目以降もPK戦を行わないべきではなかったのではないだろうか?
もっとも、勝点で並んだとしても、日本はアルゼンチンに対して得失点差で劣っていたので順位は変わらなかったのだが……。
いずれにしても、U-18日本代表は3試合ともスコアレスドロー。守備や中盤には問題はなかったが、攻撃の組み立てという面ではまったく機能しなかった。