サッカー日本代表MF堂安律の“背中コントロール”からの泥臭い今季初ゴールが話題を集めた。
現地8月24日に行われたブンデスリーガの開幕戦、堂安擁するフライブルクはホームに昨季2位のシュツットガルトを迎えると、前半2分で先制を許しながら、その後に3点を奪っての逆転勝利で白星スタートを切った。
その決勝点を決めたのが、堂安だった。加入3年目ですっかりチーム内での地位を築いている堂安は、4-2-3-1の右サイドMFとしてスタメン出場する。そして1-1で迎えた後半9分、MFビンチェンツォ・グリフォとの連携で左サイドをうまく突破したDFクリスティアン・ギュンターが、ゴール前にグラウンダーのクロスを送り込んだ。
このボールに堂安が反応した。DFとGKの間をすり抜けてきた鋭いボールに対し、逆サイドにいた堂安が、相手DFと競り合いながら体を投げ出す。しかし、足に触ることができず、ボールの上に体ごと乗り上がってしまう。それでもうまく背中でコントロールする形で足元にボールが転がると、堂安は諦めることなく、ピッチに寝転んだ状態から左足を伸ばしてボールを突き、泥臭くゴールに押し込んだ。