■久保建英「僕はいつでも準備できている」
チーム事情もあり、今シーズンのレアル・ソシエダではキッカーを担っていない久保は、イマノル・アルグアシル監督の名前をあげながら思わず苦笑する。
「監督が見てくれていたらいいんですけど。僕はいつでも準備できているし、今日も練習通に蹴れました。これを機にセットプレーでいろいろな形が増えてくれば」
久保がキッカーを担うセットプレーの新たなデザインに、192cmといま現在の森保ジャパンで最長身の高井も組み込まれ、川崎の下部組織出身同士によるホットラインが開通する。日本のアジア最終予選史上で最多得点記録を更新した中国戦をへて、ごく近い将来に実現するかもしれない光景が鮮明に浮かび上がってきた。
(取材・文/藤江直人)