8月17日、J1リーグ第27節が行われ、横浜F・マリノスはアウェイでの川崎フロンターレ戦に3-1の快勝を収めた。その2点目となった西村拓真の逆足スーパーミドル弾に称賛の声が寄せられた。
ともに試合開始前で2ケタ順位ながら、後半戦に入って調子を上げている状況で対峙した注目の神奈川ダービー。前半は0-0ながらホームの川崎優位で終えたが、後半13分に横浜FMがアンデルソン・ロペスのPKで先制する。その直後の同15分だった。
中盤右サイドから中央へ斜めのパスが入ると、西村が体を張って後方へボールを流す。そしてアンデルソン・ロペスと高井幸大が競り合ったこぼれ球を西村が拾い、前を向いた。その瞬間に生まれたわずかな時間とスペースを、西村は逃さなかった。中央から左にボールを運んだ後、ゴールまで約20mの位置から利き足とは逆の左足を一閃。放たれたシュートは一直線に逆サイドネットの右上隅に突き刺さった。
スイス・セルヴェットへの半年間の期限付きから復帰した西村にとっては、今季5試合目(スタメン2試合目)の出場で、待望の復帰初ゴール。白熱の神奈川ダービーでの豪快な一撃で決めてみせた。