8月27日、浦和レッズが監督を交代する驚きの発表をした。今季から指揮を執るペア=マティアス・ヘグモ氏との契約を解除し、昨季、チームを率いていたマチェイ・スコルジャ氏が新監督に就任するという。
ポーランド出身で現在52歳のスコルジャ監督は、2023年に浦和レッズを指揮。1年目にして、ACLを制覇してチームをアジア王者に導くとともに、Jリーグは4位でフィニッシュ。さらに、ルヴァンカップでは準優勝と、チームを高みに導いていた。
一方でヘグモ氏は、チームが天皇杯に出場できない日程的に余裕があるなかで、現在の順位は13位に低迷。ラストマッチとなった第28節の川崎フロンターレ戦は悪天候で中止となった中での、歯切れの悪い離任となった。
今季の浦和レッズは新戦力を大量に獲得したことで、シーズン前には優勝争いの筆頭に立っていたが、両者の監督就任期間の違いはわずか1年。それだけに、多くの同じ選手をそれぞれが指揮をしたことになる。そこから、それぞれの考え方の違いも見える。